家族カードを利用している方は少なくないと思います。キャッシュレス決済が広まっている時代なので、家計管理の効率化のために家族カードを家族に持たせて、カードの明細書を家計簿代わりにしている家庭もあると思います。
実際に昔よりもキャッシュレス決済が広まっているため、現金を持ち歩かずにカードだけを持ち歩いているという方も少なくないです。これからもこういった家族カードを利用していくという家庭も増えていくかと思います。
ただ中にはカードを利用しすぎてしまい、利用額が大きくなってしまった結果、カードローンなどの借金を返済することができなくなってしまって追い詰められてしまっている方もいます。
特にリボ払いなどを利用していると、いつの間にか返済額がどんどん増えていって、ローンが増えているという実感を感じにくいという方も少なくないので、リボ払いを利用している家庭は注意が必要だと思います。
では家族カードによるカードローンやショッピングローンなどが原因で借金が増えてしまった場合に、任意整理で借金を整理することは可能なのでしょうか?
結論を言ってしまうと家族カードによる借金は任意整理を利用することによって返済負担を軽くすることができます。詳細は下記を参考にしてください。
家族カードとはそもそもどのようなカードのことなのでしょうか?
家族カードはクレジットカード契約者である本人会員名義で家族に対してもカードを発行できるというものになります。
そのため収入がない専業主婦や学生などのクレジットカードの発行が難しいような場合でも、カード契約者本人の信用によってカードを発行することができます。
カードの限度額を共有することができるので、家族でどのような支出があるのかを把握しやすいなどのメリットがあり、付帯保険やポイント優遇サービスなども同じように付くことが多いので色々なメリットがあります。
これからキャッシュレス決済が進む中でこういったカード機能を活用する方は増えてくると思うので、あらかじめ把握しておくといいかもしれないですね。
特に働き始めて初めてクレジットカードを持つと、リボ払いのシステムがよくわからなくて、いつの間にかローンが大きく増えてしまっていることがあります。そういった意味ではクレジットカードに慣れさせるという意味でも家族カードは有効かもしれないですね。
ただ家族カードだと家族に何を購入したのか知られてしまうというデメリットもあり、購入物を知られたくない方には敬遠されるかもしれないです。
家族カードのショッピングローンやカードローンなどは任意整理によって返済負担を軽くすることができますが、任意整理することによって家族カードに何か影響が出てしまうのでしょうか?
家族カードを任意整理で債務整理の対象にしてしまうと、その家族カードは利用できなくなると思ったほうがいいです。
家族カードを任意整理すると信用情報がブラックリストに登録されてしまい、その後は新しくカードが作れなくなってしまったり、ローンが組めないなどの金融サービスを受ける際に色々なデメリットを受けることになります。
信用情報は借金の履歴のようなもので、家族カードなどのクレジットカードを債務整理の対象にすると金融事故ということで信用情報機関で共有されることになってしまって、そのことによってカード審査やローン審査で債務整理したことが知られてしまい、審査に落ちるということになります。
これは任意整理だけでなく、個人再生や自己破産などの債務整理手続きを利用した場合でも生じる問題なので、債務整理共通のデメリットと思っておいた方がいいです。
任意整理後に家族カードをそのまま利用できるかどうか気になっている方もいると思います。
家族カードの契約主が任意整理した場合だったり、家族カードで契約主でない専業主婦の妻や子供が任意整理した場合など、誰が任意整理するとどのような影響があるのか気になる方もいるのではないでしょうか?
下記でそれぞれのケースについてわかりやすくまとめたので参考にしてください。
家族カードの契約者が任意整理した場合には、上記でも説明しているように家族カードは利用できなくなってしまいます。そして信用情報がブラックリストに登録されてしまって、しばらくは新たにカードを作るのが難しいという状況になってしまいます。
家族カードが任意整理の対象になればカードが利用できなくなるのは当然ですが、家族カードを任意整理の対象にしてないケースだと、しばらくはそのままカードを利用できる可能性があります。
ただカード更新のタイミングで任意整理したことがカード会社に知られることになってしまうので、カード更新のタイミングでカードが利用できなくなる可能性は十分にあります。
基本的にカード契約者が任意整理すると、最終的には家族カードは利用できなくなると思ったほうがいいです。
家族カードのカード契約者以外の家族の誰かが任意整理したというケースなら、家族カードはそのまま利用することができます。
カード契約者以外の家族が任意整理したとしても、家族カードの債務に影響が出るわけではないのでそのまま利用することができる可能性は高いです。
ただもしかしたらカード会社に家族の誰かが任意整理していることがバレると家族カードの利用に制限が出てしまう可能性がないとは言い切れないです。
しかし基本的に契約者以外の人が任意整理したからといって、家族カードがすぐに利用停止になるということはあまりないのではないかと思います。
家族カードの契約者が任意整理で借金を整理して、家族カードを任意整理の対象にすると、家族カードのローンや借金が整理されることになってしまい、カードの利用ができなくなってしまいます。
ただ任意整理後にずっと家族カードが利用できないということはなく、一定期間が経過すれば信用情報のブラックリストが解除されてカード審査に通るようになって家族カードの利用も可能になります。
債務整理方法によって信用情報のブラックリスト登録期間は異なってきますが、任意整理の場合は5年くらい我慢すればブラックリスト登録から解除されることになり、審査に通るようになります。任意整理は他の債務整理方法と比べるとブラックリスト登録期間が短いです。
ただブラックリスト登録から間もない状況だと、審査が厳しい銀行系のクレジットカードだと落ちてしまう可能性があるので、最初は比較的審査が緩いと言われている流通系のクレジットカードなどから利用するといいかと思います。
クレジットカードが利用できなくなるとしばらくは不便かもしれないですが、近年は色々なキャッシュレス決済の方法が出てきているので、家族カードが利用できなくなったとしても意外とそこまで苦労しないのではないかと思います。
家族カードによるショッピングローンやカードローンは任意整理で返済負担を軽くすることができますが、カード契約者本人が任意整理してしまうと、信用情報がブラックリストに登録されてしまい、しばらくはカードが利用できなくなってしまいます。
家族カードが利用できなくなると不便に感じる方もいるかと思いますが、PayPayやメルペイ、LINE Payなどやデビットカードなどキャッシュレス決済で代わりになる支払い方法は色々あるので、家族カードが使えない間はこういった別の決済方法を利用するといいと思います。
キャッシュレス決済が進んで決済方法が色々増えたので、家族カードが利用できなくても意外と困らないという方も多いかもしれないです。
そのためカードが使えなくなるということで、任意整理などの債務整理を利用したくても利用しないということはやめておいた方いいです。支払いが厳しいと感じたらできるだけ早めに弁護士や司法書士に相談して任意整理などの債務整理方法を検討したほうがいいです。
相談が遅れて借金状況がさらに深刻になってしまうのと、任意整理では対処できず、個人再生や自己破産などの強力だけどデメリットの大きい債務整理方法を利用せざるえなくなる可能性があります。できるだけ任意整理で対処可能なうちに整理してしまった方がいいです。
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