債務整理を行う際にとりあえず行うことが過払い金返還請求になります。
過払い金は借金返済の際に払いすぎた利率の事で、仮に年利で20パーセントを超えて5年以上も借金を返済しているようなら払いすぎた分を、借金の元金に充当することができます。
この時に、払いすぎた分が元金よりも多くなっているような場合だと、借金をこれ以上払う必要がないだけでなく、払いすぎた金額を取り戻すことができます。
これが過払い金返還請求になります。
ちなみに過払い金返還請求は、借金を支払った後にも請求することができるので、もしも高い利率で借金を返済した経験があるなら一度過払い金があるのか調べてみるといいと思います。
返済した後に過払い金が見つかったら、その払いすぎた分がお金がかなり戻ってくるので非常にメリットが大きいです。
弁護士事務所の無料相談を利用すれば簡単に過払い金があるのか調べることができるので手間もないと思います。
過払い金は借金返済の際には是非とも調べておきたい重要な要素です。
過払い金によって借金が全部なくなって、逆にお金が数百万円も戻ってきたというケースも珍しくないので、どうしった仕組みで過払い金が発生しているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
債務の金利については「利息制限法」と「出資法」という2つの取り決めがあります。
しかしそれぞれの取り決めで利息の上限がありますが「利息制限法」と「出資法」とでは利息の上限が異なるんですよね。
しかも上限利息が低い利息制限法には罰則規定がないので、出資法の上限金利でお金を一般市民に貸し出す業者が当たり前のようにいました。
よくグレーゾーン金利と呼ばれている部分はこの「利息制限法」の上限金利と「出資法」の上限金利のうちの利率のことを指しており、これまでは法律的には認められてなかった部分ですが罰則がなかったので野放しだったんです。
しかしこのクレーゾーン金利が裁判で争われることになって、その結果グレーゾーン金利が無効になったことで全国的にグレーゾーン金利部分の返還が行われるようになったのです。
これが過払い金返還請求の始まりということです。
こういったグレーゾーン金利については、大手の消費者金融なども行っていたことなので、全国的にも過払い金が発生していることが多くなって問題なったということです。
過払い金返還請求は任意整理手続きと手続きの流れが被る部分があります。
基本的に任意整理も過払い金返還請求と同様に、金融業者と交渉するという意味では非常に似ている債務整理手続きと言ってもいいかもしれないですね。
そんな過払い金返還請求と任意整理の手続きで一番最初に行うのは弁護士や司法書士の無料相談になります。
無料相談を利用して手続き依頼したら、過払い金を計算するために弁護士や司法書士が取引履歴を金融業者に請求して過払い金を計算することになります。
過払い金を計算して具体的にどれくらいの払いすぎた利息があるのかがわかったら、過払い金返還のための書類を作成して金融業者に発送し、過払い金の返還交渉を行うことになります。
そして交渉が成立して和解することができたら、返還される金額や日時、口座などを決めて、期日に決まった口座にお金が戻ってきたら手続き完了になります。
ただ過払い金交渉で和解が成立しなかった場合には訴訟になり、交渉が続けられることになるので、交渉が上手くいくかということが非常に重要になります。
過払い金返還請求では金額によっては返済までに時間がかかることもあります。
過払い金を取り戻すには「過払い金返還請求通知」を金融業者に発送して、金融業者との和解交渉を始めることになります。
この和解交渉が成立すると過払い金が戻ってくるのですが、過払い金の金額が大きくなると業者も場合によっては交渉に応じない場合もあります。
業者からすると過払い金返還請求によって明らかに損をするので、あまりに支払う金額が大きくなってしまうと、金融業者が相手にしてくれなかったり、不当な和解案を提示してくることもあります。
そのため場合によっては裁判まで発展することもあるということを理解しておきましょう。
ただ裁判になるとお金が戻ってくるまでに時間がかかったりして面倒なので、過払い金交渉に慣れた債務整理に強い弁護士事務所に請求を依頼すると効率的です。
しかしスムーズに和解が成立したとしてもすぐにお金が戻ってくるということではなく色々と手続きがあります。
そのため裁判にならずにスムーズに和解交渉が進んだとしても、一般的に過払い金が戻ってくる期間は通常は3ヶ月から4ヶ月くらいと思っておくといいです。
またもし金融業者が抵抗して裁判にまで発展してしまうと、過払い金が戻ってくるまでに1年くらいかかることもあるので注意しましょう。
過払い金請求なんて時効前に行えば何の問題もないのではないか?と思っている人も多いかもしれないですが、実際にはそれは間違いなんですよね。
確かに過払い金請求は10年の時効以内に行えばいいのですが、過払い金請求を行う金融機関が倒産してしまっては請求することはできないということです。
金融業者は過払い金返還請求によって経営状態が悪化してしまって、「ない袖はふれない」ということで返還が遅れてしまったり、お金が戻ってこないことも起こっています。
ある意味では当然の話ですよね。民間企業なので過払い金返還請求が相次いだたら資金繰りが悪化して潰れてしまう可能性があります。
大手消費者金融なら過払い金返還請求が相次いでも耐えられるかもしれないですが、中小規模の業者だと倒産する可能性もあります。
返還請求先の金融業者が倒産してしまった場合には、当然ですがお金は戻ってこないです。
そのため過払い金があるのならできるだけ早めに債務整理に慣れた弁護士事務所に依頼することが大事です。
過払い金請求の際には金利も請求することができるので、和解の条件にすることもでき、金融業者が倒産などの状況になる前に早めに手続きを依頼するようにしましょう。
ほぼ、むずかしい手続きなどは債務整理に強い弁護士事務所を利用すれば問題なく行ってくれるのでそこまで心配する必要はないです。
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